内科専門研修・呼吸器内科領域専門研修
内科専門研修と呼吸器内科領域専門研修の概念図
呼吸器専門医の取得には、基本領域学会である内科専門医の取得が必須となります。
新内科専門医制度では、内科専門医取得後に呼吸器内科領域専門研修を受けること(標準タイプ)も、内科専門医研修と呼吸器内科領域専門研修を並行して受けること(連動研修タイプ)も可能です。
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内科領域とサブスペシャルティ領域研修の連動研修について(平成28年7月30日)
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令和元年度第4回医道審議会 医師分科会 医師専門研修部会 資料1-1 内科領域のサブスペシャルティ領域(令和2年3月13日公表)
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新呼吸器専門研修プログラム整備基準 2020年12月版
連動研修について
●内科専門研修の最長2年間を連動研修(呼吸器専門研修)にあてることができる。
● 3年間で内科専門研修を修了することが必須条件
研修の具体的な流れ
専攻医1年目(卒後3年目)
● 6ヶ月間 附属病院(本院)内科ローテーション(2ヶ月× 3科)
● 6ヶ月間 分院内科ローテーション(2ヶ月× 3科)
専攻医2年目(卒後4年目)
本院半年を含む、附属4病院のいずれかで1年間(卒後4年目)呼吸器内科研修
専攻医3年目(卒後5年目)
専攻医派遣病院で呼吸器内科研修(原則1年)
→6年目に内科専門医取得
専攻医4年目(卒後6年目)
慈恵または連携施設/特別連携施設で専門領域研修
→7年目以降で呼吸器内科専門医取得
研修内容
診断
●問診、診察
●画像検査(X線、CT、MRI、核医学)
●血液検査
●呼吸機能検査
●細菌学的検査
●病理検査・遺伝子検査
●内視鏡検査
手技
●気管支鏡
●胸腔穿刺/ドレナージ
●胸膜生検
治療
●各種薬物療法
●呼吸管理(人工呼吸器管理、HOT、ハイフロー、CPAP, NPPV )
●緩和ケア
学会発表・論文発表
呼吸器専門医の取得には研修だけではなく論文や学会発表も必要です。
指導医が論文作成、学会発表を丁寧に指導します。
レジデントの週間スケジュール例(本院)
呼吸器専攻医プログラム連携病院
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国立国際医療研究センター病院(呼吸器全般、喘息、結核、肺癌)
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国立病院機構東京病院(呼吸器全般、結核、喘息、肺癌)
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埼玉県立循環器・呼吸器病センター(呼吸器全般、びまん性肺疾患)
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神奈川県立循環器呼吸器病センター(呼吸器全般、びまん性肺疾患)
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さいたま赤十字病院(呼吸器全般)
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富士市立中央病院(呼吸器全般)連携施設
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厚木市立病院(呼吸器全般、呼吸管理) 特別連携施設