当科の特徴・入局案内
呼吸器内科医の魅力
呼吸器内科医の社会的ニーズは非常に高い
呼吸器疾患の急増にもかかわらず、世界的にも国内でも呼吸器内科医は不足しており、呼吸器内科医の社会的ニーズは非常に高まっています。現在の日本の死因 TOP 10の中には、肺炎、肺癌、COPDの3つが含まれており、呼吸器疾患が重要な位置づけにあることが分かります。高齢化社会の到来に伴い呼吸器内科医の需要はますます大きくなると予想されますが、全国的に専門医が不足している状況があり、優秀な呼吸器内科医を育成することは当科の重要な使命と考えています。
ジェネラリストであり、スペシャリスト
呼吸器内科がカバーする領域は急性期から慢性期の疾患まで多岐にわたり、呼吸器疾患を学ぶことで、全身を総合的に診る臨床力を培うことができます。さらに、多様な呼吸器領域において、その専門性を高め、追及できる点も呼吸器内科医の魅力です。
呼吸器疾患の多様性
・びまん性肺疾患(間質性肺炎 、膠原病、希少疾患等)
・呼吸器感染症(肺炎 、抗酸菌 、日和見感染症 、COVID19等)
・胸部腫瘍性疾患(肺癌 、胸腺腫 、胸膜中皮腫等)
・閉塞性肺疾患(COPD 、気管支喘息)
・呼吸管理(呼吸不全,睡眠時無呼吸症候群等)
患者さん・ご家族との長期的な関わりをもてる
呼吸器疾患は慢性の経過をたどることが多く、重症化すると直接生命に影響を及ぼす領域であることから、患者さんと長期的に関わることが多くなります。患者さん・ご家族と深く関わり合うことができ、最初から最期まで、寄り添った医療を実践できるのが呼吸器内科医のやりがいの一つです。
慈恵医大呼吸器内科の特徴
全国でも最大級の呼吸器内科
当教室は現在90名近くの医局員数を誇り、女性医局員も20名以上在籍しております。6年目以上の医局員が70名以上在籍し、各分野の指導者が充実しており、臨床・研究・教育に対してバランスよく取り組める環境となっています。
なお、他大学卒・他施設で研修を行った先生も多数入局しております。
呼吸器疾患を網羅的に学ぶ
臨床においては、疾患別(びまん、腫瘍、アレルギー、感染症など)のグループ分けはせずに、全ての医師が様々な呼吸器疾患を診る体制としており、多岐に渡る呼吸器疾患について、幅広く学ぶことができます。呼吸器内科は他科からのコンサルテーションも多く、内科全般のスキルアップが可能です。
若手医師が発言しやすい雰囲気
カンファレンスなども発言しやすい雰囲気があり、若手医師が活発に考えを述べることができます。日常的に会話しやすい環境があり、疑問に思ったことや分からないことを相談しやすい雰囲気があります。後輩の教育に対してとても熱心に、前向きに取り組む先生方が揃っていますので安心して入局してください。
研究・学術発表
研究面においては肺癌、呼吸器感染症、喘息・COPD、間質性肺炎をターゲットに臨床への還元をめざす研究を進めています。
国内においては、主要学会である日本呼吸器学会学術講演会を中心に、海外は米国胸部疾患学会(ATS)や欧州呼吸器学会議(ERS)に基礎系・臨床系とも毎年多数演題発表をしています。各学会においても数々の賞を受賞しており、日本の呼吸器内科のトップランナーとして走り続けていると自負しております。
病院見学・入局に関するお問合せ
慈恵医大呼吸器内科では、入局希望者を随時受け付けております。
初期研修を終えられたばかりの方だけでなく、中途入局も歓迎しています。
●内科専門医を取得し、サブスペシャルティとして呼吸器専門医を取得したい。
●大学院進学、研究を考えている。
●将来的に留学をしたい。
●がん専門医を目指したい。
など、
呼吸器内科に興味がある方はいつでもお待ちしています。
見学希望の方や入局に関するお問合せは、メールフォームよりご連絡ください。